058-393-0111
お問い合わせ肛門のことで悩んでおられる方は少なくないと思います。 しかし、病院にかかるとなるとなかなか敷居が高いと感じておられる方も多いと思われます。 肛門の症状は毎日のことですから、生活の質にも影響します。 また、肛門疾患と密接な関連がある便秘をはじめとする排便障害に悩んでいる方も多いと思います。 当外来では、肛門疾患はもちろん、排便に関することにもご相談に乗ります。 気軽に受診ください。
その場でできる検査としては視触診、肛門鏡による観察などです。 必要であれば、CT、MRI、大腸内視鏡などを予約いたします。
診察日 | 木曜日 午後2時より完全予約制 |
---|---|
連絡先・お問い合わせ | 羽島市民病院 外科外来TEL: 058-393-0111 |
いぼ痔(内痔核、外痔核)、裂肛(排便時の痛み、出血)、痔瘻(肛門周囲からの排膿)、肛門周囲膿瘍(肛門周囲の疼痛、発赤)、直腸脱(直腸粘膜が肛門から脱出する)などが代表的な疾患です。 便に血が混じる場合、大腸癌が潜んでいることがあります。 痔からの出血と決めつけないで受診されることをお勧めします。
一番頻度の高い内痔核の治療はまず、外用薬による治療を行って、改善ないときにはジオンによる硬化療法、痔核根治術などを行います。 便秘を合併されている方も多く、そちらの治療も同時に行います。 患者さんとよく相談して治療方針を決定していきます。
肛門周囲膿瘍から痔瘻(慢性的に肛門周囲から排膿が続く状態)となることがあります。 肛門周囲膿瘍の症状としては肛門痛(座ることができないほどの痛み)、肛門周囲の発赤、硬結などです。 これらの症状が出現したときには早めに受診してください。 小さい膿瘍であれば外来で局所麻酔下に切開排膿を行いますが、大きな膿瘍、深部の膿瘍に対しては、入院して脊椎麻酔下の切開排膿が必要となることがあります。 痔瘻となった場合も早めの治療をお勧めします。 痔瘻を何年も放置しておくと、そこから癌が発生することがあります(痔瘻癌)。
高齢の女性に多い疾患です。骨盤内の組織がゆるむことで生じます。 粘膜脱出が著しく日常生活に支障が出るようであれば、まず経肛門的な手術を行い、それでも不十分な手術は腹腔鏡下直腸固定術を行います。 高齢者に多い疾患ですので手術適応は慎重に決めます。
便に血が混じっている場合や便が細い場合、痔核の症状と決めつけないでまず受診してください。 大腸癌が潜んでいることがあります。 下部の直腸癌であれば直腸指診で容易に診断できます。 直腸より上部の大腸癌の場合、大腸内視鏡で診断を行います。 また当院では、従来行われていたバリウムを用いる注腸造影検査の代わりにCTコロノグラフィーを行い、患者さんの身体的負担を軽減しています。 大腸癌と診断された場合、大腸癌手術のスペシャリストである日本内視鏡外科学会技術認定医(大腸領域)が治療の相談に乗ります。