当院では医師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士がチームを組んで関節リウマチの治療に取り組んでいます。
リハビリテーションは基礎的治療、薬物療法、手術療法とともに関節リウマチ(RA)治療の4本柱の一つとされています。
理学療法は、温熱療法などの物理療法やリウマチ体操、徒手的な運動によって関節の動く範囲を改善させ、筋力を強化し、起き上がりや立ち上がりなどの基本動作を改善させることを目標としています。
一方、作業療法では、過度な負担を避けた状態で可能な動作を行うことで日常生活動作(ADL)を維持し、生活の質(QOL)を低下させないことが目標となります。
具体的には、関節に負担のかからない日常動作の練習や自助具の紹介、練習などを行います。
また、地域や院内で関節リウマチについて各職種が専門的な立場から研修会を開催するなど、患者様ご本人やご家族、その他様々な方に対しても知識を深めていただいています。
研修会は院内広報でもお知らせしています。
ぜひお気軽に参加して下さい。
近年、生物学的製剤など薬の進歩により以前と比べて痛みが軽くなり、手の変形などは少なくなりました。
しかし、間違った方法で動作をしてしまい、余計に関節に負担をかけてしまって過用や誤用などが増えています。
正しい動作方法を学び、患者様、ご家族と一緒に取り組んでいます。