058-393-0111
お問い合わせ当院ではICT(感染制御チーム)に4名の薬剤師が参加しています(日本病院薬剤師会 感染制御認定薬剤師1名)。
医師、看護師、臨床検査技師と協力し、院内感染の発生、伝播予防に取り組んでいます。
ICTでは定期的に院内を巡回し、特に薬剤師は消毒薬が適切に使用されているか、各部署に配置されている薬品が適切に保管されているか、病棟・外来での注射薬のミキシングが清潔に行われているかなどを確認し、各部署スタッフへ指導・助言を行っています。
また、ICTメンバーによるカンファレンスも定期的に実施しており、院内感染発生のリスクが少しでも減少するよう、対応策やマニュアルの整備について協議を行っています。
AST(抗菌薬適正使用支援チーム)に4名の薬剤師が参加しています(日本化学療法学会 抗菌化学療法認定薬剤師4名)。 抗菌薬が効かない薬剤耐性菌による感染症が世界中で問題となっており、一つ一つの病院がしっかりとした対策をとることが求められています。 当院では耐性化が問題となっている抗菌薬の使用症例や、敗血症などの重症感染症の症例に対して、医師、看護師、臨床検査技師と定期的にカンファレンスを行っており、改善点があれば主治医へ提案を行っています。 また、当院での抗菌薬の使用動向や耐性化率の調査を行っています。
「Nutrition Support Team」の頭文字をとった略称で、日本語では栄養サポートチームといいます。 低栄養など栄養管理の必要な患者さんに医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・臨床検査技師などの専門スタッフと事務スタッフが連携を持ち、それぞれが知識や技術を出し合い、最良の方法で栄養支援をするチームです。 早期に栄養障害を発見し、栄養管理をすることにより、病状の悪化、合併症、二次的感染症などを予防することが出来ます。
緩和ケアとは、がん患者さんの体や心のつらさを和らげ、生活やその人らしさを大切にする考え方です。
がん療養中は、痛みや吐き気、食欲低下、息苦しさ、だるさなどの体の不調、気分の落ち込みや絶望感などの心の問題が患者さんの日常生活を妨げることがあります。
これらの問題はがん療養の経過中、程度の差はあっても多くの患者さんが経験します。
緩和ケアチームではがんによる身体的な痛みはもちろん、精神的・社会的・スピリチュアルな苦痛についても包括的に、さらに患者さん自身だけではなくそのご家族をもサポートするためのチームです。
がんを患う患者さんや支援するご家族の多種多様な苦痛を緩和するために、多職種(医師、看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士など)で構成されたチームです。
週1回、チームでカンファレンスおよび回診を行い、主治医や多くの医療スタッフと連携して治療に取り組んでいます。
薬剤部からは2名の薬剤師がチームメンバーとして参加しています。
患者さんとその家族にとってできる限り良好なQOL(生活の質)を実現させるためにチーム一丸となって活動しています。
緩和ケアチームにおいて薬剤師は、疼痛や副作用などの症状に合わせた薬剤選択の提案、オピオイドの投与量や投与経路変更に伴う薬剤間の変換用量の提案などを行っています。
当院の褥瘡チームは医師と専属の看護師、薬剤師、作業療法士、管理栄養士によって構成され、褥瘡のある患者に対して、患者の同意に基づき担当医師からの依頼を受け、週1回の褥瘡回診を行っています。
褥瘡回診では、褥瘡の評価、管理・治療方法の指導やアドバイス等を行っています。
その中で薬剤師は、主に下記の業務を行っています。
認知症患者数は、団塊の世代が後期高齢者となる2025年に全国で700万人(全人口の約5人に1人)になると予測されており、当院でも認知症や認知症を抱えながら他の病気で入院する患者さんが増えてきています。
当院では、2018年度から認知症サポートチームとしての活動を開始し、
1.「適切な予防や初期介入を行うことで、患者の心理的・身体的な苦痛を軽減する」、
2.「病棟における認知症ケアに関して多職種で検討し、認知機能障害の悪化を予防し、身体疾患の治療を円滑に受けられるようにする」、
3.「認知症患者の病棟における対応力とケアの質の向上を図る」を目的として活動しています。
患者さんやご家族、加えて主治医等の医療スタッフに対して、説得ではなく納得に繋がる薬学的介入を心掛けて活動をしています。
当院では現在、精神科医師が不在のため、せん妄治療や不眠症治療、さらには終末期の精神的苦痛の緩和など幅広い症例に対してDSTとして介入しており、認知症に使用する薬剤だけではなく、不眠症治療薬や向精神薬など様々な薬剤の適正使用が行えるよう、情報提供と薬学的介入を行っています。
患者さんに糖尿病の理解や知識を深めて頂き、前向きに自身の治療に取り組めるよう多職種の方とサポートしています。
薬剤師は主に病棟での教育指導、外来での自己注射指導を中心に支援しています。
また当院では毎週月曜日(祝日を除く)に糖尿病教室を開催しており、医師・看護師・管理栄養士・理学療法士・薬剤師がローテーションで講師を担当しています。
他職種との研修会や糖尿病内科の医師が講師となり糖尿病療養指導士の取得を目指す方への勉強会なども開催しています。